レーザーについて

『レーザー治療って、何ですか???』と言う質問に答えるよ。

レーザー(Laser)とは、光を増幅して放射するレーザー装置の事で波長によってそれぞれの作用に特徴がある。

歯科医療で応用されているものだけでも

  1. 半導体レーザー
  2. アルゴンレーザー
  3. ネオジムヤグレーザー
  4. エルビウムヤグレーザー
  5. 炭酸ガスレーザー
  6. エルビウム・クロミウムレーザー
  7. ヘリウムネオンレーザー

と8種類もある。

私は『エルビウムヤグレーザー』と『炭酸ガスレーザー』を選択した。

炭酸ガスレーザー

波長が10600nmほどで象牙質(歯の成分の一つで有機質)透過性がほとんど無いので『表面吸収型のレーザー』と言われる。

生体への熱の蓄積があり、過度の照射で『腐骨』(骨が壊死する)危険性を持つのね。

単位面積当たりの熱エネルギーが他のレーザーの中で最も高い。この事から凝固作用が強いので主に歯肉切開、口腔内殺菌、凝血など軟組織用レーザーとして使っている。

エルビウムヤグレーザー

波長が2940nmほどで水を使う事により水分子を励起して水蒸気爆発させる力が強く、これを利用して歯や歯肉、骨などを削る事のできるレーザーなのね。

つまり軟組織・硬組織両用のレーザーで水とハイドロキシアパタイト(歯の成分)への吸収性が良く、安全性も比較的高い。外部爆発による切削や切除の場合は熱が組織内部に残りにくく痛みが少ないと言う特徴がある。

殺菌効果があり歯牙齲蝕および骨壊死部分の安全で効果的な削除と重度の歯周病や歯根管(歯の神経の通っている部分)への熱侵害の無い治療に応用している。

まあ、どの医療機器にも一長一短があるものでそれをうまく使い分ける事が患者さんへの無痛治療に帰依する事になるのだね!!!

少し専門的になるが、炭酸ガス、ネオジウムヤグ、半導体レーザーなどは、硬組織用としては不向きである。

硬組織用レーザーとしての必要な特性としては、人体の硬組織に対して熱などによる侵害作用がなく優位性が認められる事で、炭酸ガスレーザーを虫歯に照射すると急激な高熱により部分的に虫歯の層は蒸発するが、レーザーの熱が残り易く、エナメル層(歯の一番外側の無機質の層)の溶岩化(ガラス化)とともに亀裂が入りやすく健全な硬組織へダメージを与えやすいと言われている。

その点エルビンヤグレーザーは、水分子へのエネルギー吸収が高い為に生体組織に当てた時に生体のおよそ70%は水分なので生体の中にある水分へのエネルギー吸収が高い為、熱が生体内部に残存しにくい為、硬組織の治療に応用できるのだね。

従って『エルビンヤグレーザー』は、

  1. 齲蝕の除去・くさび状欠損の表層除去
  2. 歯周ポケットへの照射・歯石除去・歯肉整形・ポケット掻把・フラップ手術
  3. 歯肉切開・切除・口内炎の凝固層形成・小帯切除・色素沈着除去

などが施術できる。

軟組織の時は、『炭酸ガスレーザー』硬組織の時は、『エルビンヤグレーザー』を音羽歯科では使い分けて使っているのね。

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