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理事長コラム

親知らずから歯の神経再生

すでに御存じの様に、虫歯を放置した為に歯痛が起こる。
さらに放置すると何もしなくても夜寝れないほどの痛みに変わってくる。

この痛みはやがて正常な日常生活を送れないほどになる。

日頃の日常診療で良く診る光景なのだね。そうすると歯の中の神経を取り除く言わば歯の小さな手術をする事になる。

ここで失った神経は二度と出て来ないと言われていたが、ここに面白い文献が見つかったので紹介するね。

『歯の神経再生、初の臨床研究』内容は、虫歯の治療で抜いた歯髄(歯の神経)を再生させる為、親知らずなどから取り出した『歯髄幹細胞』を移植する臨床研究の実施を厚生労働省科学技術部会が2014年10月18日承認した。

近く厚生労働省が正式に承認すると言う。『20歳以上55歳未満の患者5人を対象に治療効果を確かめる。

計画では、親知らずなど不要な歯を抜いて歯の神経の中にある『幹細胞』を採取して約6週間培養して数を増やす。

その後、穴をあけて歯の神経を抜いた虫歯の中に、幹細胞とともに歯の神経の再生を促す薬剤やコラーゲンを注入して歯の詰め物でふさぐ。』と言う。

成功すれば、移植した幹細胞が神経や血管を作るタイプの幹細胞を歯の根元側から少しずつ引き寄せ、約1ヶ月で歯の神経が再生するという期待が持たれている。

この研究は、内閣府の『先端医療開発特区(スーパー特区)』に選ばれている。全国で20ほど採用されているスーパー特区には、ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の中山伸弥教授による『人工多能性幹細胞(iPS細胞)』の医療応用のプロジェクトも含まれている。

時期を同じくして『歯髄細胞から網膜再生』英国・バーミンガム大学歯学部のBenScheven教授(細胞生物学)が行った研究を載せるね。
歯の神経から分離した幹細胞を用いた、網膜損傷の部位の再生技術を開発した。それにより視神経細胞の再生への関与を明らかにしたと言う。

神経医学専門雑誌『NeurlRegenerationResearch』9巻6号(2014)に掲載した論文によると材料になる幹細胞は、歯髄幹細胞(DPSC)と呼ばれるもので、網膜の神経節細胞の不可逆的な損傷を防止すると言う。外傷・緑内障などの病気による網膜の神経節細胞の損傷は、視覚喪失の大きな要因で、歯髄細胞からの再生医療の確立に国際的な期待が高まっていると言う。

つまり分かり易く言うと人間の組織の一部を使って欲しい組織を再生させる事が出来る様に成ると、病気で侵された組織を取り去り、新しく『幹細胞』から再生させた組織に置き換えて、失った組織を元に戻す事が将来できる様に成ると言う事なのだね。これからの頑張りに期待したい

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