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理事長コラム

インフルエンザ対策に役立つ栄養素

この冬、風邪やインフルエンザに罹らない為に、日頃から免疫システムが正常に働くようにしておく必要があるよ。
ここで私達の免疫システムの強化に役立つ栄養素を考えてみよう。
それはビタミンCとDなのね。

 

ビタミンCについて

ビタミンCの作用には、『NK細胞の活性化』『ウイルスの不活性化』『インターフェロンの産生促進』『抗体産生促進作用』が有る事がわかっている。
NK細胞・インターフェロンは、がん細胞と戦う私達の味方だよ。
ウイルスの不活性化とは、インフルエンザウイルスの活動を抑えるという事ね。
もしインフルエンザウイルスに罹ってもそのウイルスを早く覚え私達の体の中に二度と同じウイルスが進入しないような壁を作る事、これを抗体産生促進作用と呼ぶのだよ。
この様にビタミンCは、免疫機能の向上に役立つのだなぁ。

ノーベル化学賞を受賞した《ポーリング博士》は、『風邪を予防する為には、毎日1000mgのビタミンCを摂ると良い。』と言っている。

 

ビタミンDについて

季節性インフルエンザの予防にビタミンDが有効で有る事を東京慈恵会医科大学のチームが2010年3月に報告している。
『実験は、平成20年12月より21年3月の流行期に12の病院の協力で6歳から15歳の子供334人を対象に実施され、半数にビタミンD(30μm=1200IU)入りカプセルを、残り半数をビタミンDが入っていないカプセルを毎日与えた。』
『結果は、ビタミンD入りグループの発症率は10.8%でビタミンDなしは18.8%となった』と報告している。
疫学調査でこれだけの差が有ると言う事は、ビタミンDの優位性を認めざるを得ない。

冬は、寒くて外に出る時間も辛くなる。また日照時間も短い為にビタミンDの活性化が落ちて体内量が低下する為に、冬にインフルエンザが流行し易い理由の一つとも考えられている。
まぁ具体的な対策としては、バランスの良い食事で栄養素を毎日しっかり摂る事に加え、ビタミンCの多い果物を取る事なのね。
手軽に食べられる果物であるみかんなどの柑橘類には、ビタミンCと、ビタミンC効果を高める《ヘスペルジン》のほか《ベータカロテン》も豊富に含まれている。
ビタミンDは、干しシイタケ・きくらげ・魚介類に多く含まれて居るのだねぇ。

食材で取りきれない場合や好き嫌いの有る場合は、ドクター・サプリで補う事も出来るのよ。
そんな時は、音羽スタッフにお気軽にお声を掛けて下さい。

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