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理事長コラム

腸内環境を整えよう !!! 乳酸菌を取ろう ☆彡

丈夫な身体を維持する為には、おなかの健康を上手に維持しなければならない。最近腸内細菌の遺伝子解析が進み腸内細菌叢の良好なバランスが全身の健康にとって重要な事が明らかになりつつある。乳酸菌飲料やヨーグルトなどの『 プロバイオティクス 』の摂取により腸内環境が整い、高齢者のQ O L(生活の質)の向上につながる事やうつ病症状を改善するという研究結果が出ているので紹介するね。
『 プロバイオティクス 』 とは、腸内環境を整え健康維持など身体に良い作用をもたらす微生物、またはそれらを含む製品や食品の事で、その代表が腸内善玉菌の乳酸菌やビフィズス菌なのね。乳酸菌飲料やヨーグルトなどの形で体内に積極的に取り入れる事により整腸作用の他に肥満解消などの働きの有る事が分かって来た。さらに効果を上げる為に善玉菌の餌である食物繊維や『 オリゴ糖 』を一緒に摂る事が大事とされる。
肥満やメタボが気になりだした中年期過ぎから高齢期になると体の機能や活動量が徐々に低下し感染症のリスクが高まったり、便秘や下痢になり易かったりなどの傾向がある。
高齢期の健康を保ち生活の質を高める為に良い腸内環境を保つにはどうしたら良いのだろうか ???
神奈川工科大学応用バイオ科学部の饗場直美教授( 栄養教育学・医学博士 )の話を参考に考えてみよう。
乳酸菌などの『 プロバイオティクス 』によって腸内細菌叢が良くなると便通が良くなり排便効果によって腸の調子が良くなってくる。良い腸内環境が健康保持には欠かせない役割を持つと言う。ただ腸内細菌叢が良くなるとすぐに免疫力が上がって風邪を引かなくなるかは、研究データの積み重ねが必要だが動物実験の段階では比較的良いデータが得られていると言う。
免疫については、腸管免疫が重要な働きをしている事がわかって来た。腸管で異物の侵入を防ぎ体を守っているリンパ球などの免疫細胞の数は、体全体の6割以上が腸管に有ると言う。最近では腸内細菌が出す代謝産物と腸粘膜の相互作用が免疫の保持に重要な働きをしている事がわかって来たそうだ。下痢を起こす『 ノロウイルス 』に対して高齢者施設で行われた乳酸菌飲料を用いた研究では、感染自体は予防できないが発症しても感染期間が短くなるという効果が出た。
高齢者施設で饗場教授らが検証した研究では、乳酸菌飲料とヨーグルトを毎日交互に1年間摂取した前後で排便状況を比較した。対象となった人達は平均年齢86歳で車いすや寝たきり生活者が大半だった。主食はおかゆで排便の無い人も多く見られ排便コントロールの為に座薬や浣腸が使われていた。1年後月平均の排便回数は27回から32回に増え、座薬や浣腸の使用回数も減り自力排便が増えたと言う。
この事から饗場教授らは 『 自力排便の為には乳酸菌などをしっかり摂る事が大切で、また腸内細菌の餌になる穀類・野菜・イモ・海藻などに含まれる食物繊維も一緒に摂る必要がある。日本食に多い発酵食品も取り入れる必要がある。』と結論つけた。
腸内環境を整えるのに良い食品には ???
1)発酵食品:味噌・納豆・漬物・ヨーグルト
2)食物繊維:玄米・豆類・海藻類・野菜類
3)オリゴ糖:オリゴ糖・はちみつ
などが有るね ☆彡

5月に入って大型客船が2隻も清水港に来たのね ・・・・ 『 飛鳥 Ⅱ 』 !!! 『 Goddess Ⅲ 』 でたまたますれ違った時の写真を載せたよ ☆彡 ☆彡

神奈川県小田原市の特別養護老人ホーム潤生園の話に少し触れてみよう !!!
入居者100人で平均年齢が87歳。『 食べる力 』 が衰えた高齢の入居者に、とろみを付け食べやすくした 『 介護食 』 の他刻み具合を変えて 『 超刻み食 』 『 刻み食 』 『 粗刻み食 』 『 普通食 』 と手厚い介護に取り組んでいると介護職員の美谷由佳さんは言う。
ここで週3回の乳酸菌飲料と週1回のヨーグルトの提供をしている。入居者の腸内環境を整える目的でおよそ7年前から続けているそうだ。それによって入居者の一部で排便回数が増え、座薬や浣腸の使用回数が減る効果が有ると看護師の内田加代子さんは言う。

更に興味のある報告があった。
『 プロバイオティックス 』でうつ症状が改善したと言う。国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第3部 功刀浩部長は、『 多くの研究が急速に蓄積しつつあり、乳酸菌などのバイオテックスがうつ病などの精神疾患の診断や治療に役立つ可能性が高くなって来た。』と指摘する。これまでマウスなどの動物実験で健全なストレスに対する反応には腸内細菌が必須である事や慢性ストレスで腸内細菌が変化し、逆に『 プロバイオティックス 』でストレス応答が改善される事などが報告された。またうつ病モデルの動物実験では、生後早期に母子分離ストレスを与えたサルでは、分離3日後から腸内細菌、特に乳酸菌が減少していた。またストレス状況に置いたマウスにビフィズス菌と乳酸菌を与える事で脳機能改善が見られた事なども報告されている。
人の場合ストレスが消化器症状として現れる代表的な病気に『 過敏性腸症候群 』がある。精神疾患患者では、過敏性腸症候群を併発している割合が高いそうだ。『 うつ病 』で25~30% 『 不安障害 』で40%などとされ常勤者が約10%などに比べると『 うつ病・統合失調症 』などでは20%~30%と高いと言う報告が有る。
この『 過敏性大腸炎 』の治療法に乳酸菌などのプロバイオティックスの投与で症状が軽減されたと言う報告がある。
うつ病と腸内細菌の関係を調べる為、功刀部長らはヤクルトとの共同研究でうつ病患者57人と健常者43人の合計100人を対象に便を採取して腸内細菌叢を解析、比較した。その結果うつ病患者は健常者に比べビフィズス菌や乳桿菌が少ない人が多い事が初めて分かったと言う。過敏性大腸症候群症状を調べるとうつ病患者では33%、健常者では12%とやはりうつ病患者で多かったと言う結果が出たと指摘している。

この検証からヨーグルト・ヤクルトなどの『 プロバイオティックス 』や発酵食品を毎日の食卓に入れる事により精神的にも快適な1日が送れる事だと思う。
是非実行してみて下さい ☆彡 ☆彡

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