音羽歯科クリニックのインプラントについて

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インプラント治療は、しっかり噛める力や自然な見た目を取り戻せる点から、多くの方に選ばれている歯科治療です。
しかし、すべての人にとって最適とは限らず、持病の有無や生活習慣、体調によってはインプラントを避けた方がよいケースもあります。
この記事では、「インプラントをしない方がいい」とされる代表的なパターンと、その理由、治療が難しいと診断された際の対処法について解説します。
インプラントを検討中の方、治療に不安がある方はぜひ参考にしてください。
音羽歯科クリニックのインプラントについて


インプラント治療は特定の体質や健康状態、生活状況によってはリスクを伴うこともあります。
ここでは、医師の判断により「インプラントを避けた方がよい」とされる代表的なケースを紹介します。治療の選択肢として検討する前に、自身の状況に当てはまらないか確認してみましょう。
インプラント治療は、金属アレルギーがある方には原則としておすすめできません。
インプラント体に使われるチタンに対してアレルギー反応がある場合、安全に治療を進めることが難しいためです。
たとえば、過去にピアスや腕時計の金属部分でかぶれた経験がある方は、皮膚が敏感な可能性があります。歯科治療で使用した金属製の詰め物で異常を感じた場合も要注意です。
アレルギーの有無を確かめるには、事前にパッチテストを受けるのが確実です。アレルギー体質の方は、必ず歯科医と相談のうえ、他の治療法を含めて選択肢を検討しましょう。
なお、最近では「ジルコニアインプラント」と呼ばれる、金属を使用しないオールセラミックタイプのインプラントも登場しています。導入している歯科医院はまだ少ないものの、金属アレルギーの心配がある方にとっては、有力な選択肢となるでしょう。
認知症や要介護状態にある方は、インプラント治療を慎重に検討する必要があります。インプラントは治療後のセルフケアと通院管理が欠かせないためです。
毎日の歯磨きやフロスによる清掃が不十分だと、インプラント周囲に炎症が起きる「インプラント周囲炎」のリスクが高まります。
また、インプラントが体内にある状態で清掃や調整が不十分だと、感染によって全身症状を引き起こす恐れもあります。高齢者では誤嚥性肺炎との関連も指摘されており、口腔衛生の維持はインプラントの有無にかかわらず重要な課題です。
さらに、要介護状態では歯科医院への定期通院が難しくなることも多く、トラブルの早期発見・対応が遅れやすくなります。
介助なしでは十分なケアが難しい方や、通院が困難な状況にある方は、インプラント以外の治療法も含めて検討することが大切です。
持病や生活習慣があるからといって、必ずしもインプラント治療ができないわけではありません。
近年では、医療技術や設備の進歩により、従来は難しいとされていたケースでも対応可能な例が増えています。
ここでは「医師との相談を前提に、条件次第では治療が可能」とされる代表的な状況を紹介します。
糖尿病や心疾患、骨粗鬆症などの持病がある方は、インプラント治療を受ける際に十分な配慮が必要です。
これらの疾患は、手術時や術後の回復に以下のような影響を及ぼす可能性があります。
| 持病 | インプラント治療での注意点 |
|---|---|
| 糖尿病 | 血糖値の管理が不十分だと傷の治りが遅くなる |
| 心疾患 | 麻酔や手術により心臓への負担が増す |
| 骨粗鬆症 | 服用中の薬の影響で顎骨壊死が起きる |
ただし、これらの持病があっても、症状が安定しており医師の管理下であれば、インプラント治療が可能なケースも少なくありません。治療前には必ず医科との連携のもと、慎重に判断することが大切です。
高血圧の治療を受けている方も、インプラント治療を行う際には慎重な判断が必要です。
血圧がコントロールされていない状態での外科処置は、出血や術中の血圧上昇によるリスクが高まるため、原則として治療は見合わせることになります。
しかし、適切に降圧剤でコントロールされており、医師の判断で全身状態に問題がなければ、インプラント治療を受けられるケースもあります。
治療前にかかりつけ医と連携し、事前に血圧を安定させた状態で手術に臨むことが重要です。
ビスホスホネート製剤(骨粗鬆症治療薬)は骨代謝に影響を与える作用があり、「顎骨壊死(がっこつえし)」という重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
特に、ビスホスホネート製剤を点滴投与で使用している場合はリスクが高く、インプラントに限らず抜歯や骨を伴う外科処置が慎重に判断されることもあります。
一方で、経口投与で服用期間が短い場合は、医科と歯科の連携のもと、一定の条件下で治療が行えるケースも多いです。
治療を希望する場合は、かかりつけの内科医や整形外科医とも相談のうえ、インプラント治療が可能かどうかを総合的に判断してもらう必要があります。
場合によっては、治療前に一時的な休薬を検討することもありますが、自己判断で服薬を中断するのは非常に危険です。必ず医師の指示に従いましょう。
インプラント治療では人工歯根をしっかり固定するために、十分な顎の骨の量と密度が必要です。
しかし、高齢の方や歯を長期間失っていた方は、顎の骨が吸収されて薄くなっていることが多く、通常の方法ではインプラントの安定性が確保しにくくなります。
顎の骨の状態によっては「骨造成」や「サイナスリフト」など、骨の再生を促し、治療が行える状態に整える追加処置が必要です。
これらの処置は治療期間や費用が増加する要因となりますが、インプラントの長期的な安定性を得るためには欠かせません。
骨造成の方法にも種類があり、歯科医院の技術レベルや対応範囲によって可否が分かれるため、治療実績のある医院を選ぶことが成功の鍵となります。
ニコチンは血流を悪化させ、インプラントと骨がしっかり結合しにくくなったり、術後の治癒が遅れたりする原因となります。
全国12,260症例を分析した研究によると、インプラント埋入後1年以内の脱落率は、非喫煙者が13%だったのに対し、喫煙者は24%と約2倍に増加することが示されました(※1)。
また、喫煙者の合併症発症率は46%と、非喫煙者の31%よりも明らかに高くなっています(※2)。
インプラント治療を検討している方で喫煙習慣がある場合は、事前に禁煙することが成功率を高めるポイントとなります。
(※1 参考)福田仁一|喫煙と口腔病変との関連
無意識のうちに強く歯を噛みしめる癖がある方、睡眠中に歯ぎしりをする癖がある方は、インプラント治療において注意が必要です。
インプラントには「歯根膜(天然の歯にある衝撃を吸収する組織)」が存在せず、過度な力が直接加わると負担がかかりやすくなるためです。
その結果、インプラント体のネジが緩んだり、人工歯が破損したりするリスクがあります。また、周囲の骨にストレスがかかって痛みや炎症を引き起こすこともあります。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、事前に歯科医へ相談し、適切な予防策を講じることが大切です。マウスピースの装着などで力の分散を図ることで、症状を緩和できるケースもあります。
インプラント治療は基本的に保険適用外の自由診療で、1本あたり数十万円の費用がかかります。加えて、治療が完了するまでに数ヶ月から1年ほどの期間を要することも少なくありません。
費用面やスケジュールに余裕がない場合、治療の途中で通院を中断してしまうリスクがあり、それがインプラントの失敗や再治療につながる恐れもあります。
あらかじめ全体のスケジュールと予算感を把握し、無理のない治療計画を歯科医師と相談することが大切です。
音羽歯科クリニックのインプラントについて


インプラント治療が適さないと診断された場合でも、選択肢が完全に失われたわけではありません。
ここでは「インプラントはやめた方がよい」と診断されたときに検討したい対処法をご紹介します。
インプラント治療が「難しい」と判断された場合は、まずどのような理由で適応外とされたのか、歯科医からの説明をしっかりと受けることが大切です。
治療ができない理由を知らないまま他の選択肢を選んでしまうと、治療機会を逃すだけでなく、適切でない方法を選んでしまう可能性もあります。
たとえば、顎の骨が足りない場合でも「骨造成」などの処置を行えば治療が可能になることがあります。また、糖尿病や高血圧といった持病がある場合も、しっかりとコントロールされていれば対応可能です。
喫煙や歯ぎしりが原因なら、生活習慣の改善やマウスピースの使用で対処できる場合もあります。
どの要因が問題なのか、今後治療の可能性があるのかを理解することは、納得のいく治療選択をするための第一歩です。
インプラント治療が難しいと診断された場合でも、他の歯科医院で意見を聞くことは大いに価値があります。
歯科医院によって診断の基準や治療方針が異なり、設備や技術の違いによって対応可能な症例も変わってくるからです。
たとえば、ある歯科医院で「骨が足りないため不可能」と診断された場合でも、ほかの歯科医院では骨造成やフラップレス手術などの方法で治療できるケースがあります。
また、インプラント以外の補綴方法(ブリッジや入れ歯)も含めて、より自分に合った治療法を提案してもらえる可能性もあります。
納得のいく治療方針を見つけるためにも、最初の診断だけであきらめず、セカンドオピニオンを前向きに活用してみましょう。
インプラント治療が適さないと診断された場合でも、他にも複数の選択肢があるため、悲観する必要はありません。
たとえば、取り外しが可能で費用を抑えやすい「入れ歯」、固定式で見た目や噛み心地が自然に近い「ブリッジ」などの治療法があります。
また、2〜4本のインプラントで入れ歯を支える「インプラントオーバーデンチャー」といったハイブリッド型の治療法も近年注目されています。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、治療法の選定は歯科医師とよく相談し、ご自身にとって最適な方法を見つけることが大切です。見た目・機能・費用・通院の負担などを総合的に比較しましょう。
将来的に通院が困難になる可能性がある場合は、あらかじめ在宅ケアを前提とした備えをしておくことが大切です。
高齢や病気により外出が難しくなると、通院によるメンテナンスが継続できなくなるリスクがあるためです。
たとえば、介護サービスと連携して訪問歯科を利用すれば、自宅や施設にいながら口腔ケアを受けることができます。定期的なブラッシング指導や入れ歯の調整なども行えるため、衛生状態の維持にもつながります。
在宅ケアは誤嚥性肺炎や口臭、食べこぼしの予防にもつながるため、健康寿命を延ばすうえでも大切な取り組みです。
定期的なケアを継続するためにも、訪問診療に対応している歯科医院をあらかじめ把握しておくと安心です。
インプラント治療は多くの方にとって有効な選択肢ですが、体質や健康状態、生活環境によっては慎重な判断が求められるケースもあります。
金属アレルギーなど、インプラント治療が適さない場合もあるため注意が必要です。
しかし、近年の医療技術の向上により、以前は治療が難しいとされていた方でも、条件が整えば対応できるケースが増えています。
治療が難しいと診断された場合でも、セカンドオピニオンを受けることで新たな選択肢が見つかることもあります。
音羽歯科クリニックでは、インプラントが難しいとされる場合でも、代替治療や予防的対処法を含めた幅広いご提案が可能です。
過去にインプラントが難しいといわれた方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
音羽歯科クリニックのインプラントについて


