歯のはたらき
食べ物をかむ
歯のいちばん、たいせつなはたうきは、何といっても食べ物をかみ砕くこと。人間は1日3回の食事と何回かの間食で必要な食物を摂取していますが、このとき十分にかむかどうかで、胃にかかる負担が非常に違ってきます。むし歯や抜けた歯がなく、正しい歯ならびで上下の歯がぴったりかみ合っていて、はじめて歯は完全にものをかむことができます。
発音を助ける
発音を行なう中心は舌てすが、歯も発音を助けるはたらきをしています。お年寄りが入れ歯をはずしたときの話し言葉を聞くと、歯の果たしている役割がよくわかります。
顔のがたちを整える
健康な白い歯は、若さ、されやかさをあらわします。鏡に向かえば必らす目に入る口もとは、顔かたちを整える重要なはたらきをしています。
顔の発育を助ける
顔や顎(あご)の骨が盛んに成長、発育している子どもの場合には、歯は発育にも関係しています。歯が正しくはえなかったり、むし歯がひどかったりすると、顎(あご)も正しく成長せず、おとなになったときに顔かたちが変わってしまいます。