音羽歯科クリニック

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理事長コラム

味覚障害

最近、味が感じられなくなったんだけどどうしてなんだろうか?(82歳男性の患者様から質問)

いちがいに言えないが、味覚障害が出て来ているかも知れない。
年齢を重ねる毎に味覚は衰えるものであるが、此れを予防する方法も有る。

最近『何を食べても味がしない。』『味が薄く感じる。』などの症状を訴える味覚障害が増えているようです。

ある学会の調査によると、国内の味覚障害患者は、推定で約24万人で、13年前の1.8倍に増えています。
(口腔・咽頭科学会:2005年7月17日)

味を感じるセンサーを味蕾(みらい)と呼びます。

これは舌の表面や上あごの奥に約7000個分布しています。

味蕾から味の成分が『味細胞』に入り、『味覚神経』を経て大脳に伝わります。

味覚障害は、この経路に異常が生じた状態を言います。

味覚障害も現れ方は色々です。

 

1.味の感じ方が鈍る。(味覚減退)
2.味を感じなくなる。(味覚消失)
3.味を違う味に感ずる。(異味症)
4.何を食べてもいやな味がする。(悪味症)
5.何も食べていないのに苦味・渋味を感ずる。
6.甘みだけが分からなくなる。

 

いずれにしてもこれらの症状の出る前の予防が大事です。

特に若者達にこの様な症状が出ることは、食の乱れが原因しています。

最も多いのが亜鉛の不足に寄るものです。

亜鉛が不足すると『味細胞』の活動(新陳代謝)が滞り、味覚センサーが鈍ると言われています。

亜鉛は、筋肉・骨・肝臓に分布していますが、体内で合成できない為食物から摂取しなければなりません。

『味覚障害は、新陳代謝の落ちてくる50代以上の中高年に多い。』

しかし最近では20代の若者達にも出てきています。

ファーストフード、コンビニ食品、清涼飲料水などに含まれる食品添加物(フィチン酸、ポリリン酸など)は、亜鉛の吸収を妨げる作用がある事が分かってきました。

また仕事が忙しい事の精神的ストレスも味覚障害に悪影響します。

いずれも完全に治りますので、心配無用です。

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