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理事長コラム

ビスフォスフォネート系薬剤とは

Kranke Aさんからの質問『アクトネル錠を整形外科で貰ったのですが、口の中が汚れてきた様な気がしますがこの薬の影響ですか??』

まずアクトネル錠、ベネット錠、ボナロン錠は、骨粗しょう症の予防薬として第一選択で最近、内科、整形外科で良く処方されるお薬です。

この薬を長く処方されると骨を破壊する細胞(破骨細胞)を逆に破壊する作用(アポトーシス誘導効果)が出て来る。其れによって、骨を造る細胞(造骨細胞)のみ作用が増強される。本来は悪性腫瘍の骨転移症例に処方されていた。

近年この作用を利用して骨粗しょう症の治療にも利用されるようになった。

しかし注意しなければならないのは、まれに顎の骨が治りの悪い骨髄炎(顎骨壊死)に陥る症例が見つかった事だ。

血行の問題で、下の顎に多く発生する様だ。(下顎 :上顎 = 7 : 3 )幸い、顎骨壊死の報告はほとんどが注射剤によるもの。経口投与では吸収され難く、骨に到達するのは1%以下と言われている。

日本口腔外科学会の2007年の調査では、全国で30例の顎骨壊死の報告がある。30例中内服剤は 8例で、他は注射剤であると報告されていた。

本題に戻ると、まあ心配する事は無いと思う。しかしこの薬を飲み始める前に口腔内清掃と歯科疾患を治療してからにする方が良い選択かな。

ビスフォスフォネートによる顎骨壊死の多くの患者さんは、歯周病やう蝕に罹患しており、歯周病や歯周膿瘍が存在すると発生頻度は7倍になると報告されている。
(島根大学医学部歯科口腔外科学講座:平成20年9月)

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