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理事長コラム

老化を楽しみながら遅らせよう

かたち有る物は、いずれは年月と共に変化して行く。地球の酸素を吸って生きている生物の長たる『人間』もしかりなのだね。
毎年、年を重ねて行くが生物学的年齢より若く見える人、それなりの人、逆に老けて見える人が居るのは何故だろう???

エイジング(老化して行く事)は、行き方で変えられるのでは無いだろうか??

年を重ねると体力の低下が起こって来るのは、認めなければならない。これと同じ様に『最近寝れない・早く目を覚ます・夜中に何度も起きる』など良く聞く様になる。

しかしこれも若かりし頃の『体内時計』に変化が生じて来るのだね。

若い頃に比べ深い睡眠が減り、中途覚醒が増え、睡眠が浅く成り、夜中に尿意を催しトイレに行く回数が増えたり、ちょっとした物音で何度も目が覚める様になると言う。

眠れない・夜中に何度も起きてしまっても脳波を調べると入眠してすぐに深い眠りに入りここで休まるので一々気に掛けない事だね。
(厚生労働省『e-ヘルスネット』より)

それでも気に成る人は、枕の高さ・硬さを一考するのも良いかもです。

『最近膝が痛くてとか、腰が痛くて!!!』という言葉も聞く。
長期に渡り使用した部品は、少しずつ擦り減って来る物です。人間の関節部分にも骨と骨の間に軟骨が有り、骨同士が直接当たらない様にクッションの働きをしている。膝の関節・顎関節などがそれに当たる。

『ヒアルロン酸』『コンドロイチン硫酸』などの事を『ムコ多糖類』と呼ぶが、これがネバネバした液(粘液)の中心となるもので軟骨の潤いや滑らかさを保つ役割をしている。

人間は体内でブドウ糖から『ムコ多糖類』を生産しているが、年を重ねるとこの合成能力が弱まる事が分かって来た。

機能性食品素材『Nーアセチルグルコサミン(NAG)』は、『ムコ多糖類』の粘性を出す糖鎖部分を構成する重要成分の一つで『ヒアルロン酸』の原料となり『コンドロイチン』の生成を促して軟骨を再生する働きも有ると言う。
(焼津水産化学工業研究開発部より)

食事から取り入れられない場合は、NAGをサプリとして取り入れると良い。

2013年9月18日の日本水産学会(三重県)で、このNAGが胃炎・胃がんの原因菌である『ピロリ菌』の増殖を抑える効果がある事の発表がなされている。

『焼津水産化学工業の研究チームは、ピロリ菌を感染させたスナネズミを2群に分けてそれぞれの群に5%N-アセチルグルコサミンを溶かした水と通常の水を12週間摂取させた。スナネズミの体内でピロリ菌が生成する酵素の遺伝子量を調べた結果、Nーアセチルグルコサミン摂取群は、非摂取群より遺伝子量が約7割減少した。それにより胃炎の改善も見られた。』と発表していた。

年を重ねるにつれて筋力が衰える『筋減弱症(サルコペニア)』は、転倒や骨折の危険を増やし寝たきりに繋がり易い。
2013年9月に東京大学で『食と生命のサイエンスフォーラム』が開かれた。

この中で『サルコペニア』の予防法について討論された。

山田実京都大学健康科学助教授は、『人間の筋肉は40歳以降、5歳刻みで1~2%ずつ筋肉の量は低下する』と言っている。年齢に加え栄養摂取不良、不活動、ホルモン変化、入院などが重なると歩く速さも落ちて来る。

森谷敏夫京都大学スポーツ医学教授は、『通常の歩行速度の改善は、死亡率の低下に貢献すると言う事が、大規模な研究で確かめられている。』と報告した。

要介護の高齢者の大半が『サルコペニア』だと言う。筋肉が衰えた高齢者は筋力十分な高齢者に比べ2~3倍転倒しやすい。

葛谷雅文名古屋大学老年医学教授は、『骨格筋の維持にはタンパク質の摂取が欠かせない。やせ衰えたお年寄りこそ肉や脂を摂って欲しい。』と栄養の重要性を指摘した。

山田実京都大学健康科学助教授らは、『筋肉量の低下している老人ホーム長期入居者324人に1回45分の筋力強化運動を週3回実施して貰った。』結果は、半年後に効果が出始め1年後には筋量は平均5.5%増えた。この運動に加え35人に栄養補助飲料で『タンパク質』と『ビタミンD』を補充した結果、運動だけのグループより3カ月後に筋力は5.4%増えて居たと言う。

『サルコペニア』の有病率は、運動だけでは減らなかったが、栄養補充を併用すると大きく低下したそうだ。

山田実助教授は、『魚などに有る豊富なタンパク質やビタミンDの摂取と運動の併用が筋量を増やすのに最も有効である。』と提言していた。

『肥満放置で大病を招く!!!内臓ストレスを減らそう☆彡』と言っている
メタボリック症候群治療の専門家である慶応大学医学部腎臓内分泌代謝内科学伊藤裕教授の話を挙げて見るね。

『自分では健康だと思っていても、有る時、病気は一気にやって来る。それには臓器を疲れさせないという気持ちが大事』だと指摘している。

肥満を放置しておくと徐々に内蔵の不具合を引き起こし、いつの間にか、次々と他の臓器に拡大して、最後にはドミノ倒しの様に総崩れになると言っている。(これをメタボリック・ドミノと呼んでいる。)

実際の人間の寿命は臓器が持つそれぞれの寿命が決めている事が分かって来たと言う。心臓には心臓の、腎臓には腎臓の寿命、時間が有る。

『内蔵ストレスを多く抱える生活習慣を送っている人は、臓器の時間が早く進み、臓器が疲れて寿命が尽き、あっという間に病気になって行く。』ここで内蔵ストレスを抑えられれば、臓器の時間は遅らせる事が出来ると言う。

ゆっくりと食事を楽しんで良く噛んで食べると胃や腸の時間がゆっくり進むし、腎臓の時間を遅らせるには、塩分の摂りすぎに注意して食事を楽しむと言う事なのね。

脳の時間遅らせるには、日頃良く書いている様に『ストレスは有っても良いが長く溜め過ぎない。』と言う事だねぇ!!!

内蔵ストレスを減らす為には☆彡☆彡

低酸素感と空腹感を持つ事⇒健康や若返りに密接な関わりを持つ細胞内小器官『ミトコンドリア』を活性化させる為で、運動の習慣や腹八分目の食事がお勧め
正しい時間に沿って生活する事⇒毎日、体内時計に沿って生活する事で臓器も効率良く機能する
良い思いを大切にする⇒『エピジェネティックス』と呼ばれる仕組みを利用する最新の方法で、過去の経験を記憶として身体に刻み込み、遺伝子の性質を変えて行く
『慣れ』を取り入れる⇒ストレスを消し、リラックスできる方法を考える
伊藤裕教授は『有る程度の年齢にに達して、今まで出来ていた事が出来なくなったり、疲れ易くなったと感じたら内臓に疲れが出て来たのでは無いかと疑った方が良い。』と言っている。

まあ『アンチエージング』の観点からも日頃の生活習慣を見直し、年を重ねる毎に無理をしない事、そして毎日の食事を楽しまないとだめなのね。
食事は、1日30種類の食材をバランス良く摂る事で偏食はしない事、何よりも大事な事は、かかるストレスを長期に渡り抱えない事で、心の許せる人に相談して嫌な思いは捨て楽しい思い出のみを大切にして生きる事が大切な事なのね。

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