睡眠障害
医療現場で睡眠障害と言うと8分類で80以上の疾患に細分されるが、次の6項目について説明するね。
1)不眠症
入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4タイプが有る。
2)呼吸の問題
閉塞性睡眠時無呼吸症候群を代表とする無呼吸や低呼吸の事でいびき、熟眠感がない、日中も眠気が酷くなると言った症状が出てくる。これは肥満が大きな原因の一つだが痩せている人にも起こりえる。ひどいいびきは生活習慣病を悪化させる要因にもなるので注意が必要になる。
3)過眠症
『ナルコレプシー』や『突発性過眠症』があり日中に強い眠気に襲われる疾患である。
4)リズムの障害
昼夜逆転の生活などで睡眠と覚醒のリズムがずれて不眠や過眠、起床困難と言う問題を引き起こす。その結果社会生活に支障を引き起こす疾患の事で時差ボケもこれに分類される。
5)睡眠中の異常行動
ひどい悪夢、子供に良く起こるねぼけ、夢遊病(睡眠時遊行症)、トイレと玄関を間違えたり、金縛りに有ったりと言うのが睡眠中の異常行動になる。
6)睡眠関連の運動障害に分かれる。
『むずむず脚症候群』と言って布団に入ると足がむずむずして虫がはう様な感覚が有り、じっとして居られない症状が出る。
ひどい歯ぎしりも睡眠を妨害する睡眠関連の運動障害になる。睡眠障害と言っても人により悩みは様々で原因も解決方法も人それぞれに有る。こうならない様に予防するには、まずは生活習慣の改善をはかり良い睡眠がとれる環境を作ろう。
1か月以内の短期不眠の原因は、夜中に皮膚が痒くて起きてしまったり、歯の痛みなどの為に眠れなかったりと健康上の理由が有る為眠れなかったりする。また家族に不幸が有ったり、仕事上の失敗などの精神的ストレスが掛かると誰も交感神経が興奮して目がさえてしまう。この様な時は原因の病気が治れば自然に睡眠が取れる様になるし、原因のストレスを発散する事で心地よい睡眠が取れる様に成るものなのね。
歯ぎしりに関しては噛み合わせのチェックをした後に歯型を取りその人に合ったマウスピース(ナイトガード)を作ります。これは透明な柔らかい材質を使用しますので装着感が大変良いと言う評判です。
歯の痛みには色々な原因が有りますのでご相談ください。ストレスは誰にも有る物です。しかし人間の本来備わっている身体の調節機能を超えた長期に当たるストレスや一度に大きなストレスを抱えたら早めに心の許す人に話しを聴いて貰い、心を楽に保つ事が大切なのね。
自分では寝ていないと思えても意外と眠れているものです。以前も話した様に人間の睡眠パターンには7時間以上とる『長期型タイプ』と3時間でも良い『短期型タイプ』が有るのだね。睡眠を気にしすぎる余りに不眠症を招く事も有るのであまり気にしすぎない事も大切だね。催眠導入剤などの薬を飲むのは本当に病気の時にしようね☆彡☆彡☆彡