音羽歯科クリニック

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理事長コラム

『リウマチ治療』について

往診したり歯科外来で良くリウマチについて相談を受ける事が多くなった。
『関節リウマチ』は免疫異常により主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気の事で、進行すると骨や軟骨が壊れて関節が動かせなくなり日常生活に制限が出る。
症状としては微熱、全身倦怠感、食欲不振が続き、朝方に関節周囲がこわばる事が有る。
進行すると手足の関節が腫れ、やがて手首やひじ、肩、足首、膝、股関節へと広まって行く。

原因

人の身体に誰も持っている『免疫』のシステムに異常を起こし関節を守る組織や骨を外的とみなして攻撃して壊してしまうのが『リウマチ』なのね。
これが『自己免疫疾患』とよばれ、体質的に掛かり易い人が何らかの原因によって発症すると考えられている。
その原因ははっきりと分かっていないが、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産やけがなどをきっかけに発症する事が有ると言う。遺伝性はない。

掛かり易い人は??

日本のリウマチ患者さんの数は、70万人から100万人と言われる。毎年約15000人が発症している。
地域差はない。年齢別では30歳から50歳代に発症した人が多い。男女比では男性の約5倍女性に発症し易い病気である。
(2015年リウマチ白書・・・(公社)日本リウマチ友の会より)

治し方は??

進行すると全身がやられてしまう深刻な病気で体内で炎症が生じた時、『サイトカイン』という物質が大量に分泌されて炎症を悪化させる。
関節破壊を防ぎ進行を止める為に『生物学的製剤』が続々と発売されてきた。本来これは点滴や皮下注射が主体だったが、現在ではそれの効果を上回ると言われる経口薬が開発された。
『JAK阻害剤』と呼ばれる経口の抗リウマチ剤トファシチニブ(商品名ゼルヤンツ、1日2回服用)が出て従来の生物学的製剤と同等の効果が有り、通院による点滴や注射をしなくても良いメリットが有る。
生物学的製剤は効果が高いが全体を見てみると約1/3は効果が不十分な事が多いと言う。この経口の抗リウマチ薬バリシチニブの治験で生物学的製剤を上回る高い効果も見られ期待が大きいそうだ。
経口薬で生活スタイルが改善され、普通に暮らせる可能性が出て来た事は朗報である。
まあリウマチの発症原因は不明だが喫煙とリウマチの発症と密接な関係が有る事と歯周病原因菌である『ポルフィロモナス菌』がリウマチ抗体(抗CCP抗体)を活性化させて発症させる可能性が有る事が分かって来た。

食物でも肉の過剰摂取やコーヒー、砂糖の入った炭酸飲料を多く含む飲料を極端に摂取する人にリウマチが発症しやすいと言う。

リウマチ発症の防護因子として魚特に青魚に含まれるEPAやDHA、ビタミンC、緑黄野菜を多く摂取する人にリウマチは成り難いそうだ。

だから日頃の食生活に気を付けてストレスを溜めずに、楽しく毎日を送る事が一番大切なんでは無いだろうか???

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