お茶の効用
お茶の効用って、何???
世界中を見るとお茶の7~8割が『紅茶』を飲んでいる。
しかし日本国内では『緑茶』が7割をしめる。
日頃、何気なく飲んでいる『緑茶』の健康効果については科学的に立証されているので少しまとめて見るね。
お茶はすべて同じ『茶葉』から作られる。
お茶は主に『緑茶』(不発酵茶)『ウーロン茶』(半発酵茶)『紅茶』(発酵茶)という風に製法が違うだけでいずれも同じツバキ科の茶葉から作られている。
1)緑茶(不発酵茶):
茶摘み後すぐに蒸気で熱処理をして発酵を止めて作る。すぐに発酵を止めるので茶葉が緑色を保つ
2)ウーロン茶(半発酵茶):
茶摘み後一定期間発酵させ、その後に熱により発酵を止めて作る。 もしくは製茶過程で一部発酵過程を取り入れる製茶方法。
3)紅茶(発酵茶):
茶摘み後茶葉を完全に発酵させて作る。
それでは緑茶に含まれる成分とその効能について触れて見るね。
1)カテキン(渋味成分):
含有率11~17%
発がん抑制、抗インフルエンザ作用、コレステロール低下、血圧・血糖値上昇の抑制、口臭予防など
2)カフェイン(苦味成分):
含有率1.6~3.5%
疲労回復、眠気防止、利尿作用など
3)テアニン(旨味成分):
含有率0.6~2%
血圧低下作用、リラックス作用など
4)γ(ガンマ)ーアミノ酪酸(ギャバ):
含有量約0.01%
血圧低下作用、脳・神経機能調節など
5)ビタミンC:
含有量0.3~0.5%
抗酸化作用、ストレス解消、風邪予防など
6)ビタミンB2:
含有量1.2mg
肌荒れ防止、過酸化脂質の生産抑制など
7)フラボノイド:
含有量約0.6%
口臭予防など
8)ミネラル類:
含有量1~1.5%
フッ素は虫歯予防効果が有る
9)複合多糖類:
含有量約0.6%
血糖低下作用がある
10)サポニン:
含有量0.2%
抗ぜんそく、抗菌作用、血圧上昇の抑制など
まあこれだけの効能が有る緑茶は知らない間に日本人の健康を守っていたのだねぇ。
血圧が気になりだした、血糖値が気になる、がんになりたくない、コレステロールが高めに移行しているなどが数値に出たら、薬を飲む前に食の改善・生活態度の改善の中に『緑茶』を毎日飲む習慣も大切なのかなぁ。
また一般にお茶を入れる時の温度が高いほどカテキン・カフェインが多く溶け出して渋味・苦味が強くなる。
逆に温度が低いと旨味成分のテアニンが良く溶け出る。
だから眠気を覚ましたい時は、高めの温度で、リラックスしたい時は、低めの温度で入れるのが良いのだねぇ。