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理事長コラム

近赤外光でガン細胞を破壊

身体の外から光を当てマウス体内のガン細胞を破壊する実験に米国立衛生研究所の研究チームが成功し、11月6日発行の科学誌『ネイチャーメディシン』(電子版)に発表された。
昨今の抗ガン剤・放射線治療は、ガン細胞をたたく為に正常細胞もかなり痛めつけられるのが事実である。

この近赤外光は、正常細胞は傷つけず効率的にガン細胞だけを破壊できる治療法として数年以内の臨床応用を目指していると言う。

内容を見てみるとこのチームは、おもにガン細胞にあるたんぱく質と結合する性質を持った『抗体』に注目し、この抗体に近赤外光の特定の波長(0.7μ㎎)で発熱する化学物質を取り付け、悪性度の高いガン細胞を移植したマウスに注射した。

その後ガンのある部位に体外から近赤外光を15分から30分当てた結果合計8回の照射でガン細胞の細胞膜が破壊され10匹中8匹にガンが消失し再発も無かったと言う。

一方、抗体注射と光照射のどちらか一方のみを施したマウスやまったく何もしないマウスは、すべてが3週間以内にガンで死んだと言う。

この効果は、複数の種類のガンで同様の効果が確認された。

マウス体内に注射された『抗体』がガン細胞と結びつき、近赤外光の照射によって化学物質が発する熱で衝撃波が発生して、ガン細胞だけを破壊したと結論づけている。

ガンに対する光治療は、今回と波長の異なる光を当てる方法が有るがやけどをしたり、光を受け止める物質がガン細胞以外にも結びついたりするなど健康な細胞への影響が避けられなかった様だ。

近赤外光を使う新しいやり方では、抗体がわずかに正常細胞に結びついても光の強さを調節することでガン細胞だけを破壊できると言う。

またこの光自体無害で何度も照射でき、体表から5から10cm程度の深さまで届くそうだ。

このチームの主任研究員の小林久隆先生は次の様に言っていた。

『抗体は肺・乳・前立腺・大腸・卵巣・白血病・悪性リンパ腫など様々なガンに使えるものが承認されている。数年以内に臨床応用を実現させたい。』

是非頑張って欲しいね。

ガン治療に明るい話題だよなぁ。
ちなみにこの近赤外線は、皮膚の上から当てると血液に一酸化窒素を浮遊させる事によって皮膚・筋肉・血管すべてを柔らかくする作用が有る事がわかって来た。これはアンチエイジングの効果が有ると言う事ね。

若い時には、すべてが柔らかだった物が年を重ねて行く事により血管も硬く弾力がなくなる。

特に血管拡張・血流促進効果は、疼痛緩和・創傷治癒・顎関節周囲筋顎舌骨筋の軟化等に効果が期待されている。

音羽歯科クリニックでも導入を検討中であるがもう少し待ってね。

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