コラム
認知症と家族の会 ウナギの効用
うなぎの効用
うなぎは昔から「夏バテ予防」の食材として親しまれていますが、実際に栄養価の高い食品です。特に高齢者の栄養補給にも役立ちます。
1. 良質なたんぱく質
- 筋肉や臓器、皮膚を作る材料になります。
- サルコペニア(加齢による筋肉減少)の予防に役立ちます。
- 傷の治りや免疫力の維持にも重要です。
2. ビタミンAが非常に豊富
- 目の健康を守る。
- 皮膚や粘膜を丈夫にする。
- 細菌やウイルスに対する抵抗力を高めます。
3. ビタミンB群が豊富
特にビタミンB1・B2が多く含まれています。
- 糖質をエネルギーに変える。
- 疲労回復を助ける。
- 夏バテ対策に役立ちます。
4. ビタミンD
- カルシウムの吸収を促進します。
- 骨粗しょう症の予防に役立ちます。
- 筋力維持にも関係しています。
5. DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)
- 血液をサラサラにする働きがあります。
- 動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防に役立つ可能性があります。
- 脳の働きや認知機能の維持にも期待されています。
6. ビタミンE
- 抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ働きがあります。
- 血流改善にも役立ちます。
7. 鉄・亜鉛
- 鉄は貧血予防に役立ちます。
- 亜鉛は味覚や免疫機能、傷の治癒に関係します。
高齢者におすすめの理由
75歳以上では、
- 筋肉量を維持する
- 食欲が落ちても効率よく栄養を摂る
- 骨を丈夫にする
- 疲れにくい体を保つ
という点で、うなぎは優れた食材です。
注意点
- 脂質が多く、カロリーはやや高めです。
- 蒲焼きのタレは糖分・塩分が多いので、食べ過ぎには注意しましょう。
- 1回に半身~1尾程度を、月に2~4回楽しむくらいがバランスのよい目安です。
栄養指導で患者さんに伝える一言
「うなぎは、筋肉を作るたんぱく質、疲れを取るビタミンB群、目や免疫を守るビタミンA、骨を強くするビタミンDが豊富です。高齢者の低栄養やサルコペニア予防にも役立つ、日本が誇る栄養豊富な食材です。ただし、タレの塩分や糖分もあるので、食べ過ぎず上手に取り入れましょう。」

