睡眠の大切さ
現代社会は夜遅くまで街が起きている事が多くなった。それにつれ国民の睡眠時間が削られる。人間は、1日の疲れを寝ている間に回復させ次への力を蓄える。
ここで『睡眠の大切さ』について考えてみよう。
睡眠時間は、どの位とれば健康を害さないのだろう???
これはその人の生活リズムが有り一概には言えない事だけれどカリフォルニヤ大学サンディエゴ校のダニエル・クリプペ博士は、『睡眠は食欲と似ている。欲望に任せて物を食べると、食べ過ぎて健康を害する。睡眠も、眠たいからと言って、いつまでも寝ていると、身体に良くない』と言っている。
1日に6.5時間から7.5時間が一番長生きが出来ると言う。
(アメリカ、1980年)
日本の名古屋大学のデータを見ると一番死亡率の少なかったのは、1日に7時間の睡眠時間をとる人達であった。
(40歳から79歳の男女約10万人を10年間追跡調査した結果:玉腰暁子先生、名古屋大学)
こうしてみると1日の睡眠時間は、7時間前後をとると良い様だ。
睡眠にも2種類のパターンが有る。
寝ている人の目を見るとまぶたの中で絶えず黒目が動いている風景を見たことが有りますか???
この睡眠状態の事を『レム睡眠』(RapidEyeMovement)と呼ぶよ。
これは身体は休んでいるが、脳が活動している状態で夢を見ているのは、この様な時なのね。
『レム睡眠』の時に起こされると見ていた夢をはっきり認識できる傾向に有る。
もう一つの睡眠状態を『ノンレム睡眠』と呼ぶ。
この状態は、身体・脳共に休んでいる深い眠りの事を言う。
この状態の時にも夢は見ているかも知れぬが、思い出さないほど良く寝ている状態。
つまり眠りの中に、この2種類の睡眠が繰り返し起こる。
眠り始めると徐々に深い眠りになっていく。ここでノンレムの状態になる。
この時に身体・脳細胞とも良く休まる。それからおよそ1時間後にだんだん覚醒していく。
およそ90分の周期でレムの状態に戻りこの時に夢を見るのだねぇ。
後味の良い夢か悪い夢かは、その人の今までの生き方に寄るのだよ。
特にこのレム睡眠(良く夢を見る睡眠)は、睡眠の中の後半部に特に多い様だなぁ。
まあ睡眠も人によって短時間系と長時間系が有ると言う報告も有る。
短時間系の人は、時間の有る所で『ちょっと寝』つまり昼眠をして補っていると思う。
また眠りの入り方が早いタイプに多い様だ。
作業効率を考えても『ちょっと寝』は良いよなぁ。