コラム
認知症と家族の会 高齢者の栄養指導シリ-ズまる⑤
『牛乳・チーズ・ヨーグルトの違い』
| 食品 | 特徴 | 主な栄養 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| 牛乳 | 牛乳をそのまま加熱殺菌したもの | カルシウム、たんぱく質、ビタミンB2 | 成長期、高齢者、骨粗しょう症予防 |
| チーズ | 牛乳を乳酸菌や酵素で固め、水分を除いたもの | たんぱく質、カルシウムが豊富。少量で栄養価が高い | 食が細い高齢者、サルコペニア予防 |
| ヨーグルト | 牛乳を乳酸菌で発酵させたもの | カルシウム、たんぱく質、乳酸菌 | 便秘予防、腸内環境改善、免疫力維持 |
高齢者におすすめのポイント
牛乳
- 水分補給にもなる
- 骨を丈夫にするカルシウムが豊富
- コップ1杯(約200mL)で約7gのたんぱく質
チーズ
- 少量で多くの栄養が摂れる
- たんぱく質が豊富で筋肉づくりに役立つ
- 噛みやすい種類(カマンベール、クリームチーズなど)は高齢者にも食べやすい
ヨーグルト
- 乳酸菌が腸内環境を整える
- 便秘改善に役立つ
- 牛乳でお腹がゴロゴロする人でも食べやすいことが多い
- バナナやきな粉を加えると栄養価がさらに高まる
歯科からの栄養指導
歯を失うと、肉や魚など硬い食品を避けがちになり、**たんぱく質不足からサルコペニア(筋肉量の減少)**につながることがあります。
そのため、
- 牛乳で水分とたんぱく質を補う
- チーズで効率よくたんぱく質とカルシウムを摂る
- ヨーグルトで腸内環境を整えながらたんぱく質を補う
という組み合わせは、高齢者の健康維持にとても効果的です。
訪問診療で伝えやすい一言
「牛乳は骨を強くし、チーズは筋肉をつくり、ヨーグルトは腸を元気にします。毎日どれか一つでも食べる習慣を続けましょう。」
「牛乳・チーズ・ヨーグルトは、もとは同じ牛乳ですが、それぞれ役割が違います。」
- 🥛 牛乳:骨を丈夫にする(カルシウム・たんぱく質)
- 🧀 チーズ:筋肉をつくる(高たんぱく・高カルシウム)
- 🥣 ヨーグルト:腸を元気にする(乳酸菌・たんぱく質)
高齢者へのメッセージ
「毎日、牛乳・チーズ・ヨーグルトのどれかを食べる習慣をつけましょう。骨・筋肉・腸の健康を支え、転倒やサルコペニアの予防にも役立ちます。」

